ジュニアアスリートの寝る前の食事|練習で夕食が遅い日の補食と睡眠の整え方

ジュニアアスリートの寝る前の食事|練習で夕食が遅い日の補食と睡眠の整え方

「練習が終わって帰ってくるのが20時すぎ。そこから夕食だと、寝る直前になってしまって……」。共働きや遅い練習が重なるご家庭から、よく届くお悩みです。寝る前の食事は「食べさせたほうがいいのか、控えたほうがいいのか」で迷いがちなテーマでもあります。今回は、就寝前の補食の選び方とタイミング、そして睡眠との関係を、公的資料をもとに整理していきます。

寝る直前の重い食事は避けたい理由

消化に時間がかかると睡眠の質に影響する

胃に食べ物が入っている状態だと、体は寝ている間も消化に力を使い続けます。脂っこいものや量の多い食事は消化に時間がかかるため、就寝の直前にとると、胃腸が休まりにくくなると考えられています。

睡眠は、日中に動いた体を回復させ、成長期の体づくりを支える大切な時間です。眠っている間に体の修復や成長に関わる働きが進むとされており、その質を下げないためにも、寝る直前の重い食事は避けたいところです。揚げ物・こってりした炒め物・大盛りのごはんなどは、できれば就寝の少し前までに済ませておく考え方がすすめられています。

「食べないで寝る」も避けたい

一方で、夕食を抜いて空腹のまま寝るのも、ジュニアアスリートにはおすすめしにくい選択です。日中の練習で消費したエネルギーが補われないまま朝を迎えると、翌朝の食欲や午前の活動にも影響が出ることがあります。

大切なのは「重いものを直前に」でも「何も食べずに」でもなく、軽くて消化のよいものを、適切なタイミングでという中間の発想です。

練習で夕食が遅い日は「分食」で

練習で帰宅が遅くなる日は、夕食を一度にまとめてとろうとすると、どうしても就寝直前の重い食事になってしまいます。そこで役立つのが「分食」という考え方です。

練習後すぐ:軽めの補食

練習が終わった直後、または帰宅してすぐのタイミングで、おにぎり小さめ1個やバナナ、牛乳など、消化のよい軽い補食を先にとっておきます。ここで「エネルギーの先取り」をしておくと、その後の夕食を軽めにしても1日トータルで必要量に近づけやすくなります。

帰宅後の夕食:軽めに

先に補食をとっておけば、帰宅後の夕食は無理に量を詰め込まなくて済みます。具だくさんの汁物とごはん少なめ、消化のよいおかずなど、胃にやさしい構成にすると、就寝までの時間が短くても負担が軽くなります。

「練習後の補食を厚めに、帰宅後の夕食を軽めに」と分けて考えると、遅い時間でも寝る前の体が楽になります。練習後の補食の選び方は「練習後の補食、何を食べさせる?」でも詳しく扱っています。

寝る前に向く軽い補食

どうしてもお腹が空いて眠れない、夕食が早すぎて寝る頃には空腹、というときに向くのは、消化がよくて胃に負担をかけにくいものです。目安として、就寝の少し前までにとっておきたいところです。

  • 牛乳・ヨーグルト:消化がよく、タンパク質も補える。常温〜ひんやり程度で。
  • バナナ:のどを通りやすく、糖質を手軽に補える。
  • 小さめのおにぎり:白いごはんは消化がよく、エネルギー源になる。
  • 温かい汁物:具だくさんの味噌汁やスープは、体を温めながら水分・栄養を補える。

逆に、揚げ物・スナック菓子・甘いものをたっぷり、といった組み合わせは、寝る前には控えめにしたいところです。あくまで「足りない分を軽く補う」という位置づけで考えてみてください。

睡眠は成長期の体づくりを支える時間

ここまで食事の話をしてきましたが、寝る前の食事を整える目的のひとつは、睡眠そのものの質を守ることにあります。

成長期の子どもにとって、十分な睡眠は体づくりと回復を支える大切な要素です。米国小児科学会(AAP)は、年齢に応じた十分な睡眠時間を確保することの重要性を示しており、小学生年代では夜更かしを避け、規則正しい就寝リズムを保つことがすすめられています。

食事・運動・睡眠は、それぞれ単独で効くものではなく、お互いに支え合っています。「寝る前に何を食べるか」を整えることは、その日の練習で動いた体を、翌日にしっかりつなげるための一歩です。体づくり全般については「身長を伸ばす食事」もあわせてご覧いただけたらと思います。

こんなときは医療機関へ

寝る前に空腹を訴える、夜中に何度も目が覚める、といったことが時々ある程度なら、生活リズムや食事の工夫で整っていくことが多いものです。一方で、毎晩のように眠れない、寝ても疲れがまったく取れない、食事をとると決まってお腹を痛がる——こうした様子が続く場合は、生活習慣だけで判断せず、かかりつけの小児科に相談してください。

まとめ:寝る前の食事、5つのチェック

  • 寝る直前の脂っこいもの・量の多い食事は避ける
  • 夕食を抜いて空腹のまま寝るのも避ける
  • 練習で遅い日は「練習後に補食、帰宅後は軽め」の分食に
  • 寝る前に補うなら牛乳・ヨーグルト・バナナ・おにぎり小・汁物など消化のよいものを
  • 食事と合わせて、規則正しい睡眠リズムを守る

のびしろめしから

「遅い練習の日、寝る前に何を足せばいいのか」は、その日のスケジュールやお子さまの食欲によって変わります。のびしろめしは、いつもの食事はそのままに、お子さまの体格・競技・好み・お悩みに合わせた +2〜3個のプラスアルファ提案を、毎週土曜の朝にお届けします。練習が遅い日の補食のヒントも、その子の生活リズムに合わせてご提案できます。月¥980(初月¥490 + 7日間無料トライアル)で、合わなければいつでも解約できます。

「夕食が遅くなる日の一品に迷ったら、のびしろめしを試してみてください。その子に合う補食のヒントが毎週届きます」

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出典

  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
  • 文部科学省「学校保健統計調査」
  • 米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)小児の睡眠・栄養に関する推奨

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